プロジェクトストーリー Project 社員インタビュー Interview

お客さまに、本当に喜ばれる商品を
開発・販売する醍醐味。
オリックスとの協業をきっかけに誕生した新商品「住宅購入諸費用ローン」。開発担当者と営業担当者の2人から、その開発経緯と営業状況について話を聞いた。(内容および肩書きは取材当時)

プロフィール

畠 明典/経営企画部 統括チーム
2002年に総合職として入社。営業を中心にキャリアを積み、これまでにさまざまなローン商品を開発。今回のプロジェクトでも中心的な役割を果たした1人。
住宅ローンに足りないもの。

住宅購入時、長期の住宅ローンを利用するのが一般的です。世の中にさまざまな住宅ローンが存在する中、オリックスでは、長期固定住宅ローン「フラット35(※)」を取り扱っています。金利情勢を気にせず、35年の長期固定の金利で安心して借りられるというメリットがある商品です。
住宅購入時の注意点として、住宅の購入資金以外に各種税金等の諸費用が発生します。そこで「この諸費用を、オリックス・クレジットのノウハウを使い、無担保で貸し出すことはできないだろうか?」。そんな話からスタートしたのが、今回の「住宅購入諸費用ローン」開発プロジェクトでした。

(※)住宅金融支援機構と民間金融機関が提携して提供している全期間固定金利型の住宅ローン

情熱あるのみ。

各種税金も住宅購入時に必要となる資金ですので、住宅ローンとのセットという前提で商品開発を検討し始めました。しかし、当社のローン商品の中に住宅ローンのような長期間にわたる金融商品は存在しませんでした。そのため、まず商品化する上での問題点を整理。どのようなリスクがあるのか、リスクを取るだけの需要があるのかなど、オリックスグループ内外の人脈を駆使して情報収集し、何度も仮説・検証を行いました。
次は社内の体制構築にとりかかりました。審査、事務、顧客対応部門に相談しましたが、前例がなく新たな運用構築が必要で、課題は山積み。調整は難航を極めました。
思い通りに行かず、プレッシャーを感じ、ストレスも溜まりましたが、趣味であるお酒とゴルフで発散していました。しかし、少し仕事を離れてリラックスしても、寝る前にまた仕事について考えてしまう、そんな毎日を過ごしていました。
一瞬あきらめかけた時もありましたが、何度も関係部署が集まる立川本社へ足を運び、会議を重ねるうちに、次第に一緒にやろうという雰囲気が高まっていきました。関係者の方々がうるさい私にあきらめがついたのか、はたまた情熱が伝わったのか定かではありませんが、今では勝手に情熱が伝わったと思っています。各部門の多くの関係者の皆さま、そして当時の上司には本当に助けていただきました。今では感謝の思いでいっぱいです。

2015年10月、ついに商品リリース。

運用方針も決まり、約1年半かけて企画した商品(住宅購入諸費用ローン)は正式にGOサインが出ました。 日本経済新聞でも紹介され、さまざまな不動産会社や金融機関から問い合わせがありました。企画のきっかけとなったオリックスの担当者からも「住宅ローンから諸費用ローンまでオリックスグループで完結できて、お客さまからとても感謝される」と連絡がありました。やはり感謝される仕事っていいものですね。
商品リリース後は、営業担当者への説明や、取引先の開拓を行いました。いろいろな方と接することができ、毎日刺激的で楽しく仕事をしていました。しかし、想定外の課題が次々と出てきます。そこで関係者が協力し、対策を考える。場合によっては取引先の方々から知恵をお借りすることもあり、ひとつひとつ解決していきました。当社を選んでいただいたお客さまのために、一人ではなく、部署の垣根を越えて、みんなで一緒にやっている実感があり、本当に嬉しかったです。
今は異動により別の業務を担当していますが、金岡くんをはじめ営業のメンバーが毎日必死になって頑張っています。今後もたくさんのお客さまに本商品をご利用いただき、本商品を通じて、当社のファンが増えることを願っています。

プロフィール

金岡 侑/ローン営業部門 開発チーム
2016年入社。顧客サービス部門勤務を経て1年目から営業部門へ異動。住宅購入諸費用ローンの営業担当として活躍中。
お取引先、お客さまのためにできることを。

私の仕事は、金融機関や住宅販売会社を対象にした「住宅購入諸費用ローン」の取引先の開拓と、個々の申込案件への対応です。商品説明にお伺いしたり勉強会を開いたりすることもあります。 ローンまたはご融資のめどが立たないとなると、住宅購入を検討されているお客さまを失望させることになりますし、取引先の方々にも大きな機会損失となりますので、私たち営業が窓口に立ち、取引先の方々との連携ミスや書類の不備等がないように、個々の案件を丁寧に対応しています。

3ヵ月ですでに100案件を担当。

私はまだ社歴が浅いのですが、このチームへの配属後3ヵ月ですでに100件もの契約に携わりました。もちろんこの成果も上司や先輩、他部門のフォローがあってこそで、配属当初は飛び交う用語も分からないことだらけでしたので、不動産や不動産契約について、一生懸命勉強しました。
やりがいを感じるのは、やはりお客さまや取引先の皆さまに喜んでいただけたときです。「フラット35」は融資実行までに、諸費用の工面ができていなければなりません。あるお客さまのケースでは時間との勝負で、期日間際に融資確定し、感謝のお言葉を何度もいただきました。
本商品は「非常によい商品だ」とお客さまからも、取引先の方々からも評価いただいています。まだまだ駆け出しですが、先輩たちが作った商品を、これからも胸を張って提案していきたいと思います。

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